Author:ボブ
バカです。
ジムスナ祭に…間に合いませんでしたorz
今回はすっかり乗り遅れて今更感の漂うジムスナイパーの記事をお送りします。一人ジム祭は依然開催中なのです。
カラーリングや造形等はなるべく設定を重視する主義でしたが、今回は肘など気に入らない部分に手を加えたついでにカラーリングも自分好みに変えてみることにしました。
■今回の作業
(1) 腕部
コンプロの08系MSの最大の欠点はやはりこの腕部です。
肘関節と手首のせいで異様に手が長く見えてしまっています。
そこで肘と手首の改修を行いました。肘は二重間接化を実現。マテリアル等を使えばもっとスマートに出来たのでしょうが、手許に丁度いいものがなかったので真鍮線を通しました。何も考えず勢いで作ったら全く関節が曲がらないとかで何度か穴を開ける羽目になりました。もう少し脳みそは使うべきだと我ながら思います。
下腕部の隙間はプラ板とパテで埋めています。また、手首は毎度のことながら軸をカットして詰めています。
(2) 胸部
改修箇所を考えながらぼーっと眺めていた時に突如宇宙のブラザーから「精密感」という謎の電波を受信したので、無駄なギミックとして胸部コックピットの再現を行いました。
自作の極小ヒンジによりコックピットハッチが無駄に開閉し、中の人がみえます。
コックピットの中身はプラ板で作成。中の人はヘルパ社の1/200空軍パイロットを加工して作成。中の人は劇中に登場していない気がしますが、連邦の白いノーマルスーツを着ていると勝手に仮定しました。白の方がハッチを開けた時に目立ちますし…。
ちなみに、胸部を分解するのはかなり大変です。上の方の分解写真にあるように中央部にぶっといダボがあり、こいつをカットしない限り外せません。運よく不良品レベルな程接着の甘い個体をツモれれば楽に分解できそうですが、私の場合は幸か不幸かガッチリと接着されていました。襟周りのパーツを外すとあごの下に隙間が出来るので、そこからピンバイスを突っ込んで、ダボに複数の穴をあけて強度を弱らせた後、ナイフを差し込んで破壊しました。
また、コックピットの中身がある位置には丁度この極太ダボがあるので、彫刻刀でかなり彫りました。ABSの塊になっていて、「彫る」というよりも「掘る」に近い印象です。コックピットの作成は労力の割に見た目の効果が余り無いのでやってみようと思う方はそれなりの覚悟が必要でしょう。
(3) バックパック
背面スラスターの独立可動化を行いました。
設定上独立可動するのかどうかは知りませんがw
分解して中の接続軸をカットするだけです。カットしてくださいと言わんばかりに接続軸の真ん中が太っているのでここでカットしてやれば強度も問題なく独立可動します。
私の場合はデフォルトの状態でユルユルだったので木工用ボンドで補強しています。
中のカバーが接着されていますが、分解する時はマイナスドライバを突っ込んでグリグリやれば多分すぐに外れます。
(4) その他
見た目の効果がほとんどなかったのですが、脚部はふくらはぎの下とカカトを少し削って可動範囲を広げています。見た目に変更が感じられない程度にしか削らなかったので、殆ど可動範囲は広がっていませんorz
Ez-8の様に装甲を可動式にしようと思ったのですが、意外と手間がかかりそうなので今回はパスしました。
(5) 塗装とか
単色もかっこよかったのですが、あえて似非スプリンター迷彩で仕上げました。
通常の迷彩よりも楽そうだからていうどうしようもない理由でスプリンター迷彩風にしてみたのですが、マスキングがメチャクチャ大変で実は通常のもにゃもにゃした迷彩の方が楽なのかもしれません。
ベースカラーは濃緑色で、その上からオリーブドラブでライン塗装しています。現物で見るとミリタリー臭漂う感じで自画自賛したくなる色合いなんですが、色調が近すぎて写真だと殆どわかりませんね。
スプリンターなのかスプリッターなのかフェリス・カムフラージュなのか、まあ、なんでもいいです。それっぽく。3色にしようと思いましたが、同時購入した暗緑色がオリーブドラブ以上にベースカラーにした濃緑色と色調の違いがなく、パッと見でわからなかったので2色にしてます。追加で塗料を買わなかったのは単にここ最近、帰宅する頃には空いてる店がなかったからです・゚・(ノД`)ウワーン
今回、↓で書いてますが、情景ディスプレイに飾ることを考えたので、ウェザリングにも挑戦しました。とは言え物陰に隠れてコソコソ射撃するだけのチキン野郎が格闘戦なんか多分しないだろうからそんなに汚れたり傷ついたりはしないはず、という脳内設定により全体的にはかなり控え目。
下半身の下側は泥汚れをイメージしてエナメルのレッドブラウンでウォッシング。森林の中とか歩いたら多少の塗装剥げはあるだろうと想定し、ダメージ加工は行わないもののクロームシルバーで軽くドライブラシしてます。上半身は煤けた感じを少し出す為にグレー+ブラックでウォッシングした後に、ダークアイアンで軽くドライブラシ。
本格的な手法でのウェザリングは初めてやりましたが、なかなか楽しいですね。ノーマルのコンプロと並べても違和感の無いようにウェザリングは避けてきたのですが、全身ウェザリングしたモデルもやってみたくなりました。
(6) ディスプレイ
たまにはこんなのも面白そうかと思い、ディスプレイベースを作成してみました。
とは言っても、コトブキヤのディスプレイベースの上に木工用ボンドを厚く塗りたくり、その上にNゲージ用の風景マテリアルを散布しただけの地面に、同じくNゲージ用の樹木を配置した程度のものですが。Nゲージ用だと約1/150な訳ですが、樹木なのでそんなの関係ねーです。
この樹木、3本で400円弱程度と非常にリーズナブルなのですが、組み立て式で作成がかなり大変でした。枝を接着して葉を接着するだけなのですが、葉の貼り付けがかなり大変でした。最初は日照がこうなら葉の茂り方はこう、みたいなことを考えながら作っていましたが、だんだん面倒になって最後はノリと勢いとフィーリングとでテキトーに貼り付け。このディスプレイだけで接着剤の乾燥待ち時間を除いて3、4時間かかっています。作業が遅いだけていう話もありますが。
製品に付属していた謎のストッキングの切れ端はどうみてもそのままじゃ使えない色なので、適当に塗装を試みましたがほとんど色が乗らず。
小型のジオラマのことをヴィネットというらしいので、強いて言うならばヴィネットという分類になるのかもしれませんが、そこまでキッチリしたものでもないですよね…。
アンブッシュ
■今回使ったもの(リンク先はAmazon)☆印は今回新規購入
1. 本体系
・ HCM-Pro 50-01 ジムスナイパー
2. 造形関連
・ WAVE軽量エポキシパテ
・ WAVE C-LINE(1.0mm)
・ WAVE C-PIPE(0.9mm)
・ 田宮プラ板(0.3mm、0.5mm)
・ ヘルパ (1/200パイロット)
3. 塗装関連
・ Mr.サーフェイサー1000
・ Mr.カラースプレー(濃緑色)
・ Mr.カラー(濃緑色、オリーブドラブ)
・ Mr.メタルカラー(ダークアイアン、クロームシルバー)
・ 田宮 マスキングテープ
4. ディスプレイ関連
・ コトブキヤ ディスプレイベース
・ トミックス 樹木シリーズ 椋
・ トミックス カラーパウダー ダークブラウン
■蛇足的発見
傷口に瞬間接着剤は余り痛くないですが、シンナーはメチャクチャ痛いです。
どもです。
ジムスナはいじりがいがあるんで楽しいですよね。
肘は自分も気になっていたのでぜひ修正にチャレンジしたいっす。
そういえばボブさんの記事に触発されて、
自分も最近1/200人間を入手しましたw
肘は丁度ニヒャクブンンオイチ(MK-IIの方)にいい感じの改修方法が公開されてましたね。
私の記事よりもそちらの方が多分参考になるかとw
>1/200人間
おおお。購入されましたか。
プライザーですか?
人間あると模型っぽくなっていいですよね。
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