Author:ボブ
バカです。
コンプロ史上かつて無い程の可動範囲を誇るダブルオーですが、何カ所か不満な点があります。そこを出来るだけ改修していってみたいと思います。改修してみたいけど手が出せない…という方の参考になれば幸いです。
若干破損の危険を伴いますので自己責任にてお願い致します。
1. 足首
まずは足首です。
横ロールが加わったことにより接地性が大きく改善されましたが、爪先を伸ばせないという犠牲を払ってしまいました。爪先が伸ばせないと決めポーズの見栄えもよくならないので可能な限り改修してみます。
削るのは4カ所です。
まずは分解します。足首も爪先も下に引っ張るだけで外れます。爪先は注意しないと土踏まずから踵にかけて破損する恐れがあるので力の入れ方には注意しましょう。(3)の四角い部分が折れると踵が取れます。
分解したら(1)~(4)までの部分をそれぞれ削ります。
(1)で削るのはふくらはぎ側というかスネの裏というか踵の上というかその辺です。
(2)の丸で囲まれた部分は丸ごと切り取ってしまいます。そうすることで爪先側に土踏まずを格納するスペースが出来ます。
注意が必要なのは(3)と(4)です。
(3)は薄くすればする程爪先の折れる角度が大きくなるのですが、前述の通りここが折れると踵が折れますので強度や遊び方と相談して削る必要があります。折れると素材がPOMなので接着が困難です。
また、同様にPOMなのでヤスリがけすると毛羽立ちます。見栄えにこだわる場合は要注意です。ナイフで余り負荷をかけずに少しずつ削ると余り白化もせず平らに仕上がるかと。
(4)は薄くすればする程足首自体の可動範囲が広がるのですが、パーツの厚み以上削ると穴が開きます。穴が開くまで削り込んで後でパテ埋めしてしまうのも1つの方法だと思いますが、塗装の手間が発生してしまいます。
比較。
それなりに削り込んだのですが、こんなもんです。左は加工前。
これ以上は強度的に厳しいと判断しましたが、他の方法や、もっと上手くやればもう少し曲げられるかと思います。
2. 股関節
実は股関節は引き出してやればそれなりに開きます。
無加工でここまで。
また、これ以上は実はサイドアーマーが脇腹に干渉する為、開きません。
別の方法で加工を考えてみたいのですが、そこは次回に。
股関節の引き出しと腿のロールの活用、爪先の加工でこの位のポーズが取れます。ここまでは比較的短時間で出来るので、効果的だと思う方は挑戦してみてください。
オマケ。
今回は顔の分解はかなり困難です。顔の真ん中に首の上下可動用のパールを挟み込む極太の軸があったりしますので、ダボの切断がほぼ確実に発生するでしょう。
顔を取り外す時は両頬を外した方が良さそうですが、可動軸が死ぬので考える必要があります。
エクシア同様にレンズ部の塗装を剥がしてみました。
頬と手首が塗装のみ。肘と膝の部分がクリアパーツです。
クリアパーツですが、例によって下地塗装されているのでクリアパーツである意味は全くありません。
次回がいつになるかわかりませんが、一応続く予定です。
次回は股関節可動の巻。
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