Author:ボブ
バカです。
ガンプラとかでとかく課題になりがちなのがポリキャップとかPE製のポリパーツの塗装だと思います。通常の処理では塗装が乗らず、普通に塗装しても剥がれてしまいます。
ポリと言っても実はいわゆるプラと呼ばれているPSもポリスチレンですし、ポリキャップとかのPEはポリエチレン、POMはポリアセタールなので全部ポリなんですが、今回のポリはPEが対象です。
色々試行錯誤してみた結果は次の通り。
・ ドライヤー法
POMで比較的有効だった塗装後に熱いドライヤーで乾燥させる方式。残念ながらPEにはダメでした。
食い付き : ☆☆☆☆☆
コスパ : ★★★★☆
手間 : ★★☆☆☆
食い付きゼロの時点で他はどうでもいいですね。
・ 接着用プライマー法
アロンアルファプラスチック用やセメダインPPXに付いてくる瞬間接着剤用のプライマーを塗り、その上に塗装してみる方式。これもダメでした。アロンアルファもPPXもダメでした。やはり接着用ということですね。
食い付き : ☆☆☆☆☆
コスパ : ★☆☆☆☆
手間 : ★★★☆☆
これも食い付きゼロです。プライマーが高いのでコスパも悪いです。
・ ガイアマルチプライマー
ガイアノーツのマルチプライマーです。効能にPEの塗装に使えるとは書いてませんが試してみました。
食い付き : ★★☆☆☆
コスパ : ★★★★☆
手間 : ★★★★☆
価格の安さや処理のしやすさは抜群なのですが、残念ながら食い付きが良くないです。触った程度では落ちませんが爪でコリコリすると剥がれちゃいます。全く触らない部分にとりあえず塗料を乗せたいレベルならこれでもいいかもです。
・ JR PEプライマー
1,800円というちょっと割高感のあるお値段でしたが、届いたブツもかなりの大きさで、これだけあれば下手したら一生かかっても使い切れないかもしれません。スプレーで吹くだけ。
食い付き : ★☆☆☆☆
コスパ : ★★★★★
手間 : ★★★★★
しかし、専用のプライマーのはずなのに効果を謳っていないガイアのマルチプライマーの方がまだ食いつくという結果に。何も塗らないよりは食いついてます。
・ 接着用プライマー法 2nd
プライマーを塗った上から瞬間接着剤でコートし、その瞬間接着剤層に塗料を食いつかせる方式です。刷毛塗りタイプで瞬間接着剤を塗り塗りして凸凹部分をヤスリで均して下地を作り、その上から塗装します。
食い付き : ★★★★★
コスパ : ★★☆☆☆
手間 : ★☆☆☆☆
これはガッツリ食いつきました。なかなか聞かない方法なので新方式を確立か!?と一瞬喜びましたがが、工程が多く処理が面倒な上にプライマーも瞬間接着剤もエアブラシが使えないので非常に不便な上コスト的にもビミョーです。PEの接着用にプライマー付きの瞬着を買って持っていれば新規の投資なしで出来るのが強みかもしれません。
折り曲げるとヒビが入るので余り力のかかる部分には使わない方がいいかもしれません。
食い付きだけで見ると最後の方法がぶっちぎりです。Vカラーも食いつくらしいので今度試してみたいと思いますが、プライマー系はいずれも微妙な結果となりました。JRプライマーなんかは専用開発されたものな上にちゃんと使えているというblogもあったのでなにかが違うのかも知れません。この辺は今後の課題。
ということで冬の自由研究でした。
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